2018年05月23日

OT協会誌2018年05月号掲載 連盟便りより【私の政治活動】

私の政治活動

介護老人保健施設せんだんの丘 土井勝幸
(連盟 宮城県責任者)


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会員の皆さんの中には未だに政治活動を懐疑的にとらえている方も多いと思います。
昨今の政治家に絡んだ不祥事や忖度?等による、政治が迷走している状況からも、余計に距離を置きたくなる、目を背けたくなる気持ちも理解できます。
一方で、皆さんの身近にいる市町村議員の方々はどうでしょうか?
私は宮城県において介護保険審議会や人権擁護委員会の委員をしていることもあり、身近で議員の方々と意見交換をする機会が多くあります。真摯に意見を受け止め、市政(仙台市)にどう反映できるのか、あるべき政策とは何かを考え、私たちの代弁者となって議会等で発言をしていただくこともあります。同じように、他の議員の方が別の視点から反する発言をされることもあると思いますが、大切なことは様々な声が公の場にでることです。私自身も自分の利害のために、意見交換をしているわけではなく、自分や職員、支援を受けている方々の暮らしが豊かになるために必要だと思うことをお伝えしています。
その繰り返しを身近な環境で丁寧に行うことが私の政治活動であると思っています。
でも、議員の方々も同じ人間です。政治的力はあるけれど近寄りがたい人もいれば、まれに嫌悪感すら覚える議員の方もいますが、その方もまた選挙で選ばれている人達です。
 私たちの声を届けるためにも、私たちの声に耳を傾け、一緒に考えてくれる方々を見つけてください。作業療法士の仕事を本当の意味で国民に理解いただくためには、私たちの不断の努力は当然ですが、同時に制度という仕組みに落とし込むことが必要です。私は時間の枠に縛られている今の仕組み“時間を切り売りする作業療法”から脱却し、必要な時に、必要な人に、必要なだけ支援する仕組みづくりのために、これからも政治活動を続けます。
 その一つの選択肢として、協会があり政治連盟があると理解しています。一人一人の活動と仲間が一つになる力を信じましょう。

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2018年04月20日

OT協会誌2018年04月号掲載 連盟便りより【平成30年日本作業療法士連盟総会が開催されました】

= 研修会の講師は作業療法士初の国会議員堀越けいにん氏=

日本作業療法士連盟事務局 米永まち子

3月11日(日)日本作業療法士協会10階研修会場にて 日本作業療法士連盟総会が開催されました。
全国(西は鹿児島・大分・愛媛・広島から東は山形)から25名の会員が参集、審議議案はすべて承認されました。
その後の研修会では、昨年10月の衆議院議員選挙で立憲民主党から北関東比例ブロックで当選された作業療法士と天台宗僧侶の肩書を持つ群馬県大仁田の37歳の若い議員、堀越啓仁氏に講演をお願いしました。僧侶になる宿命の中、子供時代から生命倫理に関心を持ち、仏教は何ができるかを模索、東日本大震災の体験と、ボランティア活動を通して既成概念が一変、「住むとは」「生活に何が必要か」等を考えるうちに地方自治の重要性に行きつき、町会議員になろうと動いていた折、一昨年参議院選挙があり民進党出馬を押され、結果は落選でしたが24万票を獲得、昨年10月に立憲民主党の立ち上げ時、わずか5日で出馬を決意し見事当選されました。政治家としては、環境委員会に属して動物愛護管理法や食品ロスについて取り組んでいるとの事です。党内では政務調査会副委員長として、予算案等の精査を担当しておられます。作業療法士から様々な要望やOT自身の取り組みが上がってくるそうです。
活動の原点は「その人がその人らしく生きていける社会を目指す」「現場の声が生かされる政治をめざす」との信条をお持ちです。作業療法士として急性期・回復期の病院、訪問看護ステーションの立ち上げと運営、特養・デイサービスでの作業療法士を12年間経験され、作業療法の話ができる初めての国会議員のお話を聞くことが出来ました。会場から「今回の診療報酬は療法士にとって不利であり、やはり政治力を持つ必要がある」、「デイサービスにOTの配置の実現を」等の要望も上がりました。皆様からの要望を国会に届けていきましょう 現在、地方連盟が9か所(大分・北海道・山口・茨城・大阪・東京・山梨・静岡・岡山)あり、各地方でもOTの声を政治家に届けています。今後、沖縄・奈良・愛媛・熊本・広島・兵庫・鹿児島・長崎で設立の動きがあります。活動に協力をお願いします。まずは連盟会員になりましょう。

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OT協会誌2018年03月号掲載 連盟便りより 【雑 感】 】

済生会山形済生病院
笹原 寛

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 私事で恐縮だが、日本全国でインフルエンザが猛威を振るう中、私もその流行に遅れまいと患者の仲間入りをした。診断を頂いたのは人生初だが、過去を振り返ると同じようなエピソードが何回かあったので、知らず知らずのうちに罹っていたかもしれない。
 さて、この原稿を書いている頃の全国ニュースでは、スポーツ関連は冬季オリンピック一色、社会面は国内外の事件事故の他に記録的な積雪による被害状況が流れ、政治関連では政治家の不祥事と疑惑関係に時間を割かれている。医療や福祉ではどうであろう。国民的な身体的健康志向の高まりにより、いわゆる健康食品やダイエット情報が満ち溢れ、視聴者は食ったり食わなかったり大変だ。しかし、高齢社会や地域崩壊危機等の問題については、殆ど目耳にしない。先が見えにくくネガティブな話題は避けられるのであろう。この国ニッポンの課題は何なのか。果たして、この国のマスコミは大丈夫なのであろうかと、ふと思う。
 就職して暫くした20代半ばの頃、労働運動を機に某政治関連団体に籍を置いたことがある。入会の時に某団体幹部らは政治や社会の問題を明確に指摘し、改革の必要性を饒舌に述べ、変えるのは我々みたいなことを言っていた。集会や講演会に参加したり、チラシや資料配布をお手伝いしたりしたが数年でやめた。週休一日の時代に休日の時間を政治活動に費やすことは気持ち的に大変だった。もっとやることがあると、その時は思った。と言うか、単に日々の臨床に専念しようかと。
 若者の政治離れが叫ばれて久しい。30年前も同じようなことを言われていた。然りとて、政治を軽視している訳でもないだろう。しかし、常に成果が求められる現場の最前線にいる者が、理念や理想だけで付いて来るだろうか。その活動で結果をコミット出来るのかしら? この行動のビフォーアフターはどうよ? なかなか厳しい意見が出てきそうだ。其の実、地域にもインフルエンサーが欲しいのである。さあて、人材発掘の作業を進めていこう。
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OT協会誌2018年02月号掲載 連盟便りより【起業して、作業療法士連盟の活動について感じること】

秋田県責任者 村井 順
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皆さんは、どのくらい作業療法士連盟の活動内容をご存じで、関わりをもっていますか?私は秋田県の責任者とは言いながら、今では会社の経営や事業所の運営に追われ、直接活動に協力できていない状況です。
この場をお借りして反省します。

さて、私自身、起業して約5年。今まで未経験であった人付き合いが急激に増えております。例えば、ご近所さんや地域の皆さんとの交流、他事業所や行政機関との関わり、税理士・保険会社・商工会・金融機関等、様々な人が結び付くことで会社の経営が成り立っています。
 作業療法士が働いている勤務先の多くは、病院や施設等ではないかと思います。そこでは、該当する法律で報酬が決められ、得られた売上げの中から給与が支払われています。周知の通り、報酬は省庁間の折衝により決定され、国会での承認を得て決められております。私個人としては、議員という立場ではありませんが、秋田市主催の部会に委員として参加させて頂いております。そこでは、地域の課題を抽出、対応策を検討、提言の取りまとめ、市議会へ提出、といったことが行われ、地域の皆様がより生活しやすくなるような条例を作っていく活動もしています。これはとても責任と面白さを感じる活動です。法律や条例を作っていける立場で働く人・市議会議員・県議会議員・国会議員等の中に、人々の生活を支え、国づくりや街づくりに参画していける作業療法士がいてもらえれば・・・と願うばかりです。

 ということで、私たちの代表である連盟の活動に、野心・情熱を持って協力してみませんか? さて皆さん、今年はどう行動しましょう?

<写真(似顔絵)脳性麻痺のAさん画>201802_連盟便り_村井氏似顔絵.jpg
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2018年01月24日

OT協会誌2018年01月号掲載 連盟便りより【作業療法士の衆議院議員誕生】

                           日本作業療法士連盟会長 杉原素子
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 平成29年10月22日が投票日であった第48回衆議院議員選挙の比例代表ブロック(北関東)において立憲民主党から立候補した作業療法士の堀越啓仁氏が見事当選し、日本に作業療法士が制度化されて初めての国会議員が誕生しました。選挙公報において、氏は「作業療法士」と明示されて奮闘されました。
正直申して、氏の選挙運動に日本作業療法士連盟は組織的に何等お手伝いは致しませんでした。と申しますのも、作業療法士である氏が比例代表北関東から立候補するという情報が直接連盟組織には入っていませんでした。ただ、前回の参議院議員選挙の際に群馬県の小選挙区制で立候補されておられたのは認識していましたので、個人的には選挙公報が気にはなっていました。今回の衆議院議員選挙に、はっきりと「作業療法士」を掲げておられましたので、当選の報が入った際には連盟組織として、「当選おめでとう」と胡蝶蘭をそっと贈りました。何のお手伝いもしなかった日本作業療法士連盟の事務所に、すぐに「ありがとうございます」とさわやかにご本人からお礼の声が電話を通して届きました。
 堀越氏は群馬県の下仁田町の寺に生まれ、ご自身も僧侶の肩書(天台宗宮室山観音院常光寺 副住職)を持ち、実家の手伝いをしながら作業療法士の資格を取得し(東京福祉専門学校卒)、地元の医療現場で働いておられました。平成27年度の日本作業療法士協会名簿には日本作業療法士協会の会員として所在が載っていましたが、その後退会されて、今回の衆議院議員選挙に臨んでおられました。きっと作業療法士としての組織的支援が期待できないと思われたのかもしれません(未だ直接ご本人から事情をお聞きしていません)。今は再び協会員及び連盟会員に登録していただけるということです。
何といっても国政参加第1号作業療法士です。私たち作業療法士も氏から大いに学び、私たちの国政への願いを届けたく思っています。多くの作業療法士たちが氏と語り、作業療法士たちの多様な声を届けることで、遅ればせながら、氏の国政への活動の一助になれば、との思いがあります。氏は、野党の立場ということもあり、国の施策に直接、しかも素早く対応するには制約があるかもしれません。それでも国会議員としての氏の立場に、少しでもお役に立てればという願いを私たち作業療法士は持っています。
 さて、11月28日に医療技術者団体協議会の席に、日本作業療法士協会の中村会長の傍らに座し、出席いたしました。医師・看護師・歯科医師・薬剤師以外の医療職の集まりですが、
集まったこれら専門職の願いは様々です。養成課程、現任研修棟は共通するニーズではありますが、チームとしてのまとまりや現場でのチームワークのニーズを語る団体は少ないように思えました。この協議会の集まりは年1回であるのを、年2回にすることになりました。私は、医療、介護、福祉の分野で、これら専門職が、お互いの専門性をよく理解しながら、チームとしての力が発揮できるよう、あるいはチームとしての力量を向上させる手立てを堀越氏のテーマの一つに入れてもらえれば嬉しいと思いました。
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2017年12月01日

OT協会誌2017年12月号掲載 連盟便りより【作業療法士と政と連盟】

「作業療法士と政(まつりごと)と連盟」

福島県責任者 渡邉忠義
(NPO法人アイ・キャン)
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折りしも、原稿執筆依頼を受けた翌日が第48回衆議院議員総選挙の公示日であった。安倍内閣は9月28日に衆議院解散を閣議決定し、同日召集した第194回国会の本会議において大島理森衆議院議長が詔書朗読し解散に至った。政局は混沌とし、新党の旗揚げ、政党移籍、無所属議員の乱立、中央と地方政権の混在など、党利党略が目立ち、政争の具どころか“政党の愚”に映った。マスコミは政党や候補者の鼻を折ろうと粗探しに躍起になり、解説者やコメンテーターも流れに便乗し、騒ぎをあおっているようにさえ感じた。相変わらず投票率は約50%と低く、特に若者の足は遠退いている。選挙結果は周知のとおりである。
毎度のことであるが、選挙や政治の茶番を目に耳にするたび、政治不信どころか国の未来に怪しい雲行きを禁じえない。緊急地震速報、全国瞬時警報システム(Jアラート)同様、政治にも社会にも耳を劈く警鐘が必要なのかもしれない。
一方、作業療法士の今回の選挙への関心は、投票率は、どの程度であったのだろう。作業療法士は、市民として国民として大切な想いを封印してはいないか。国民一人ひとりにその人らしく生きることの支援をしているはずの作業療法士が、社会的課題や生活課題にも目を向けているのだろうか。作業療法士の地位や価値の死守に奔走するだけでなく、この国での生き様に正対し、この国をもっと知ることが肝要である。しかし20〜30代の若い作業療法士が約8割を占める組織にとって、政治意識の醸成は容易ではない。但し、その作業は無駄ではない。若いからこそ社会の荒波に揉まれ多くの生活課題に直面しているはずである。反面、若さゆえに解決の術は限られ、日々、不安に苛まれているはずである。若い作業療法士こそ、日ごろの体験や生活、仕事を顧みながら未来の日本を描き、政に向き合う力を顕在化してもらいたい。
福島県内の作業療法にかかる政治的な活動においても、圏域の首長や議員との意見交換レベルであり、行政への要望活動や陳情、請願などへの活動展開には至っていない。したがって国政に意思表示できる土壌づくりや行動変容を導くためにはまだまだ時間を要する。
日本作業療法士連盟は発足から7年、小学校に入学したばかりの年齢である。学びはじめた子供たちへの期待は、肯定的な言葉を並べるできの良さより、「なぜだろう」「どうして」と疑問を投げかける姿にある。斜に構え、穿った見方でもいい。政治や社会に声をあげる若い作業療法士が待たれる。社会に若さの横糸を織り込み、模様を変え、社会という反物を紡ぐ潮流を作らなければならない。
若い作業療法士が政治や社会の力動を学び(作業)、時機を逸せず政治に挑戦する人材(人)を輩出し、そしてその循環構築の作業場(環境)づくりが連盟には課せられている。

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2017年11月14日

OT協会誌2017年11月号掲載 連盟便りより【東京学会開催 新入会は7名】

東京学会開催 新入会は7名 
                     日本作業療法士連盟事務局 米永まち子 
第51回日本作業療法学会が9月22日から24日まで東京で開催されました。
日本作業療法士連盟は学会会場≂東京国際フォーラム≂ガラス棟 地下1階の学会受付横、
日本作業療法士協会事務局受付の隣のブースでした。(昨年の札幌学会から協会事務局の隣に連盟ブースを設置しています。)約5000人の参加との事で開催初日の朝は学会受付では参加手続きをする若いOTで溢れていました。あまりの人の多さで連盟受付は会員の目には入らないようでした。連盟県責任者の方々が次々にブースに立ち寄り、連盟パンフレット配布と入会の声掛けして下さったお陰で、7名の新入会がありました。「以前から連盟が気になっていました」「政治活動は大事です」との声は活動をしている事務局にとっては大変心強い、嬉しい言葉です。
中村春基協会長と杉原素子連盟会長が握手し、共に「OTの未来のために」のキャッチフレーズが書かれた「顔出し看板」は、文字通り連盟のPR看板となりました。
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地方では既に9つの連盟が活動をしております(大分、北海道、山口、茨城、大阪、東京、山梨、静岡、岡山)。今後、沖縄・熊本・広島・愛媛県で立ち上げの動きがあります。
地域の中堅OTは政治活動の重要性を感じ、地方議員とのネットワークを構築しております。地域でのOTが注目される中、活動する若いOTの身分や地位をしっかり確立するには、やはり政治家の力添えや協力が不可欠です。政治家が動くのは「組織の票数」によってです。OT連盟会員はまだわずか840名、あまりに少な過ぎます。協会員が連盟の会員になれます。56,802人の協会員が連盟会員になれば、政治家はOTの要望に力を貸します。
PTからはすでに2名の国会議員(小川克己氏・山口和之氏)が活躍しております。OTから国会議員を出しましょう。政治はあなたの生活の問題です。政治に関心を持ち、「OTのよりよい未来が開かれるよう」協会とも一体となって一緒に進めていきましょう。
まずは選挙には必ず行きましょう。あなたが出来ることの第1歩です。

<お知らせ>
次期連盟総会 開催
次回連盟総会は平成30年3月11日(日)東京の日本作業療法士協会ビル10階研修会場

大分県OT連盟と共催の研修会 開催
 平成29年12月17日(日)9時50分〜12時 「医療介護制度改革 国から地域へ」
大分大学 旦野原キャンパス第2大講義室にて 
講師 小川克巳参議院議員 
コメンテーター 杉原素子日本作業療法士連盟会長 
コーディネーター 荒木良夫大分県連盟会長 
問い合わせ先 藤華医療技術専門学校 鳥越克志 TEL 0974-22-3800
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2017年10月06日

OT協会誌2017年10月号掲載 連盟便りより【加入者数拡大のためにすべき課題】

日本作業療法士連盟への加入者数拡大のためにすべき課題


           
日本作業療法士連盟 新潟県責任者 栗原トヨ子

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新潟リハビリテーション大学所属の栗原トヨ子です。新潟に単身赴任してからあっという間に時が経ちもう4年目ですが、今年の春に日本作業療法士連盟新潟県責任者を引き受けることになりました。本連盟が結成されて間もなく入会していたということもあり、任命されたのではないかと思います。
新潟の最北端にある小規模の大学ですが、本学の学生の出身地は約66%が新潟県内で、その他は山形、福島、埼玉、長野、栃木県などからです。今年の3月に第1期生を送り出しましたが、就職先としては県内に留まったのは約44%で半数以上は県外へ出ていく傾向にありました。大学周辺の環境としては、村上地区の病院・施設で働く現場の先生方との交流を通して、OTが地域から要請されている事業内容を身近に感じる取ることもでき大変ありがたいと考えております。また実習指導や非常勤講師として協力して頂けることも次第に増えて来ています。
ところで正直申して新潟県作業療法士会の会員約840名位の県士会員のうちの何人位が連盟に所属しているのかについては全く不知でしたので、連盟の事務局に確認しましたら、2017年2月8日時点での新潟の連盟会員数は7人であることが分かりました。昨年の同時点では10人だったとのことで、3人が退会したか、または私のように他県に勤務地を変更したことによる減少と思いますが、新潟県士会の全会員数の約1%程度の人数では本連盟本来の目的に沿った活動をしていく時に大きな力となることは到底できないと思います。今後もっと多くの新潟県士会会員に本連盟に入会していただくための方策を考えなくてはという思いを新たにしているところです。しばらくは、新潟県士会会員に連盟の主旨をお話しし、入会をしていただけるように県学会や研修会の機会を通じて働きかけていくところから取り掛かっていこうと考えております。
加入者数拡大抱負としては、若い OTが今後増えていく中で、OTの職域拡大や地域包括ケアへの参画等を訴えて、連盟会員を一人でも多く増やしてから次世代を担う若い会員に引き継いでいきたいと考えております。よろしくお願いいたします。
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2017年09月12日

OT協会誌2017年9月号掲載 連盟便りより【岡山県作業療法士連盟 設立記念式典を開催いたしました】

岡山県作業療法士連盟 設立記念式典を開催いたしました。


                    
日本作業療法士連盟 副会長 
                    岡山県作業療法士連盟 会長 二神雅一

  
平成29年4月18日(火)、国内では9番目となる岡山県作業療法士連盟が発足しました。7月29日(土)、倉敷市民会館にて設立記念式典・記念講演会が開催され、85名の出席をいただきました。
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 式典では橋本岳厚生労働副大臣をお招きして、「今後の社会保障制度と作業療法士に期待する事」と題して記念講演を頂いたほか、(一社)日本作業療法士協会・中村春基会長と日本作業療法士連盟・杉原素子会長にご出席いただき、協会活動と連盟活動の役割をテーマに対談を行いました。
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 橋本副大臣の講演では、他職能団体の連盟活動の成果に触れ、連盟として活動することの意義を再確認しました。

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 また、対談で取り上げられた組織率は、県連盟も直面する課題です。高い理想を掲げていても、小さな声を大きくまとめ、現実の政治プロセスに反映することができなければ、それを果実として手にすることはできません。
 私たちは、(一社)岡山県作業療法士会と両輪となって、一人でも多くの同志の参加を募りながら、県下の作業療法の振興のために邁進していきます。
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2017年08月18日

OT協会誌2017年8月号掲載 連盟便りより【倫理的文化を育む】

倫理的文化を育む

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日本作業療法士連盟 会長 杉原 素子



 
衆議院議員 豊田真由子氏の一連の言動に関わる騒動には驚いた、というより複雑な心境である。
日本作業療法士連盟は、これまで氏の政治パーティに積極的に支援し、応援してきた。それは、氏の経歴が厚生労働省老人保健局に在籍していたことや「リハビリテーションを考える議員連盟」の事務局次長の任にあり、私たちの職種への理解者と考えたからである。

また千葉県船橋市出身ではあるが、埼玉県和光市・新座市・志木市・朝霞市の地方選挙区に舞い降り、この選挙区にたまたま私は居住し、最寄りの駅前で氏がビラ配りしている際に、何回か挨拶を交わし、地元の支援者の集まりにも個人的に参加してきた関係でもあった。

 
氏のこの度の言動は、ピンクのスーツを着て女性色を振りまきながら、丁寧な言葉づかいで軽やかに支援者の周りを走り回る氏の姿との落差の大きさに驚く。また、相手を卑下する言葉の数々が氏の頭の中に一杯積め込まれていたことにも失望する。氏の教育歴・学歴は実に輝かしい。
しかし、今回の出来事は、氏の知・情・意のバランスを40数年のこれまでの生活期間に整えることができなかったということなのだろう。私は、日本作業療法士連盟会長として、氏を私たちの理解者と考え、氏の政治パーティに複数回出席してきた。現時点で、連盟の公のお金を氏の政治活動のために供与したことを悔やむ。連盟会員の皆さんに、私の理解者選びの判断の誤りを深くお詫びする。

 
私は立場上、リハビリテーション専門職に「職業倫理」の話をすることが度々ある。ヘルスプロフェッションと呼ばれる私たちの職種は、職能団体として倫理綱領、倫理指針なるものを有する。そこには、謙虚であることを基盤として、慎重且つ常に自分の利益より、他人・集団・組織・社会の利益を優先させる意志を持つこと、つまり「公の精神」と、利害関係・感情・立場の相克の中で適正な判断をすること、つまり「公正さ」が掲げられており、「公の立場」で働く者の最低限の約束を守ることが定められている。今回の出来事を反面教師として、国の資格の下に働く私たちは、「公の精神」と「「公正さ」を肝に銘じ、私たち専門職集団に「倫理の文化」を育てていきたい。

 
さて、政治家が政治資金を集めるために開催する政治パーティは講演付と講演が付かないタイプがある。講演が付かないタイプは、派閥の重鎮や議員たちが代わる代わる壇上に登り、パーティ主催者の業績等を褒め上げる挨拶が繰り返されるものである。一方で講演付のパーティは自身が講演する場合もあるが、大抵の場合はテーマに関する専門家を呼び、弁当付きで話を聴かせてくれるものである。私のこれまでの経験では、専門家の話を聴く後者の方が、質問が許される場合もあり、学べるという印象がある。政治パーティは全て後者のようにしてほしいとずっと思っている。因みに豊田真由子氏の政治パーティは代わる代わる議員たちがお互いに褒め合う挨拶会のタイプであった。

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