2024年12月10日

OT協会誌2024年12月号掲載 連盟だよりより

第58回日本作業療法学会 札幌コンベンションセンター

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日本作業療法士連盟 事務局 米永まち子

 酷暑が長く続き、さぞ札幌は快適と予想していましたが、いきなり前日雪になり、あたり一面雪が残る会場での開催となりました。今回は11月9・10日と2日間の開催で
本学会の前にアジア太平洋OT学会があり、約3000名が参加する国際色豊かな学会でした。OT連盟はエントランスホールの会場受付、OT協会事務局の隣にブースを設け、入会受付、連盟パンフレットの配布、市町村議員として活躍している8名のOTの写真パネル、全国で16か所ある地方連盟のパネルを展示しました。今年5月に徳島県・愛媛県、7月に福岡県で設立され、合計16県で連盟が誕生しました。香川県も設立準備中です。
 OT で地方議員の8名のパネル写真に関心が集まり、同級生だったり知り合いだとの声があり参加者が足を止めていました。
 OTは「生活」という視点から対象者に関わり、改善の提案を図る職種です。政治も同じで毎日の「生活」と密着し、物価や給料、OTの将来にも大きく影響します。OTは政治に関心が薄いと言われていますが、現在8人のOTが生活と密着する地域から改革しようと、地方で議員として活躍しています。あとに続く若者に大いに期待します。
 連盟は協会が関与しにくい政治の部分を担っています。両輪があって初めて機能します。政治を動かすのは数です。今の連盟会員877名では少な過ぎます。会員の数が増加すれば区市町村、都道府県、国の議員たちはこちらを向き、動きます。ぜひOT連盟に入会し活動への協力をお願い致します。年会費は2,000円です。入会方法はOT連盟のHPに掲載されています。連盟は「OTの未来のために」活動しています。

お知らせ
2025年度OT連盟役員会 2025年3月16日(日)AM10:30 〜12:30 WEB開催 
         総会      3月18日(火)AM11:00 〜   書面決議

OT連盟研修会:          3月16日(日)PM13:30 〜15:30 WEB開催
   テーマ:未定 
    講師:田中まさし参議院議員 予定
    参加費:1000円 
    問い合わせ先:日本作業療法士連盟事務局 03−6802−7964    

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OT協会誌2024年11月号掲載 連盟だよりより

日本作業療法士連盟と政治(政策の実現に向けて)

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日本作業療法士連盟 監事 古川宏

 作業療法士の要望事項を実現するためには、厚生労働省を通じて行政として実現するか、政治家を通じて国会で話題にしてもらい議員立法や大臣答弁で各省庁が検討してもらい実現する道等がある。政治家にとっては一般社団法人日本作業療法士協会(JAOT)の会員数魅力的な数であるが、JAOTは作業療法士の国家資格を持っていることが条件で集まっている会なので政治的な動き・考え方は政治色を入れずに無色である。
 日本作業療法士連盟が発足する前は、選挙のたびに超党派の政党の特に医療職の立候補予定者から関係団体を通じて推薦依頼が殺到した。JAOTは作業療法士の政策協定を提案して政策協定を結ぶことができた候補者を党派を超えて推薦した。しかし、総会の席で特定の政党支持者にとっては反対党の推薦は認めず繰り返し質問が集中し総会時間の延長が再三あった。総会が代議員になっても政治的な問題を話し合うことは困難である。
 JAOTは厚生労働省等関係官庁と正攻法で請願書を提出したり関係諸団体と共同歩調をとって実情説明を行ったり、政策的な研究費を獲得して成果を行政に生かしてもらうべく努力をしている。しかし、国の医療・社会保障の政策の実現は国会での法律成立で行われるため議員の中に作業療法の応援者がいないと実現が難しい。作業療法士の中には政治と距離を置くことが良いとする人が多いが、以上のように必要な法律作成段階で声が届かないことは作業療法の将来にも影響を及ぼす。政治活動のできる日本作業療法士連盟の重要性はこの点にある。JAOTの役員経験者で日本作業療法士連盟に加入している方々は、この政治との結びつきが日々の作業療法の実践に密接に関わっていることを知っていてJAOTと密接な連携のもと、リハビリテーション議員連盟の議員やPT参議院議員その他地元の議員の集会等に積極的に参加している。若い方々の加入をお待ちしています。


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2024年11月13日

OT協会誌2024年10月号掲載 連盟だよりより

愛媛県作業療法士連盟設立にあたって

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愛媛県作業療法士連盟
会長  池之上 卓治

 愛媛県作業療法士連盟は全国で15番目の地方連盟として産声を上げることができました。しかし、ここまでの道のりは平らな道ではなく、時には雑草に埋もれて行き先が分からなくなったり、崖から転落しかかったりの険しい道のりでした。設立の必要性は県士会としても認めてはいるものの、実際の活動の中身は朧げにしか分からず、一部の者が手探り状態で暗中模索していました。
 私自身も県士会会長職を拝命していた時は、中央の状況や協会の皆さんの思いに触れることも多く、何とか前に進めなければと思ってはいましたが、連盟について上手く説明できるだけのイデオロギーや理論武装もなく、思いのみが空回りをしている状態でした。皆に連盟について問いかけても「選挙のための団体」「難しいことは分からない」など、自分には関係のない組織といったイメージを持った人が多数いることが分かりました。そこで私としては以下のような説明をまとめ、説明会を開きました。
 @ 県士会と連盟は車の両輪である。作業療法士としての質を高め、県民に還元する県士会、それを提供する場を作るのが連盟。
 A 医療・福祉・教育などの場面で、高めた質を発揮できる人材を育成するのが県士会。その人材に対して正当な評価を求めていくのが連盟。
 B 従って連盟とは作業療法を持って国民の幸福を追求する政策を提言する政策集団である。そしてその政策に賛同する人物・団体等を支援する。
このような大風呂敷を広げて説明会を重ねて何とか発足に漕ぎ着けました。しかし会員数はまだ少なく、参加者を増やす努力は続けなければなりません。
 今、県士会会員は1200人を超え、会員の平均年齢は約34歳。後から作業療法士に加わってくれた後輩たちが安心して働ける未来を皆の力を結集して作っておきたい、40年前に作業療法士になった私の最後の務めとして心からそう思うのです。

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OT協会誌2024年9月号掲載 連盟だよりより

福岡県作業療法士連盟の立ち上げ

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福岡県作業療法士連盟
会 長 志井田太一

 公益社団法人福岡県作業療法協会では、2005年1月30日に当会会員の中村義雄氏が北九州市議会議員に初当選(現在5期16年目在職)した時点から、連盟設立の必要性に迫られていましたが、なかなか準備に取り掛かることができず現在に至っていました。
 そのような中、連盟設立に熱い情熱を抱き続けていた複数のメンバーが、大分県作業療法士連盟の皆さんのご協力を仰ぎ発起人となり私が会長に推薦され、福岡県作業療法協会の発展に多大な貢献があった故吉田隆幸先生の命日である2024年7月8日に、福岡県選挙管理委員会に政治団体設立届を提出し受理され、福岡県作業療法士連盟を設立することができました。
 福岡県作業療法士連盟設立の目的は、公益社団法人福岡県作業療法協会と協働し、以下のことを推進することにあります。第一に、福岡県民並びに全国民への心身の健康増進、および高齢となっても、病気を発症したり、たとえ障害を持ったとしても、作業療法をとおして活き活きとした生活が持続可能となるような社会づくりに貢献すること。第二に、作業療法を提供する作業療法士の身分保障および地位向上を推進すること。さらに、福岡県作業療法協会会員に向け、政治や政策への理解を促し、政治への関心を啓発し、選挙での投票を呼び掛け、最終的には施策への提言ができる団体となることです。
 現時点では、組織運営を円滑にするための事務所と文書類の整備、会員の募集と入会受付方法の検討等多くの課題を残したままの船出となり、団体・組織としての様々な基盤づくりに至急取り掛からなければなりません。
 私たち福岡県作業療法士連盟は、都道府県の組織としては16番目の仲間入りとのことで、今後一層のお力沿いをお願いすることになると思いますので、どうかよろしくお願いいたします。
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OT協会誌2024年8月号掲載 連盟だよりより

徳島県作業療法士連盟設立しました

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徳島県作業療法士連盟
会長 上田 裕久  

 今年で日本作業療法士連盟 徳島県責任者を拝命して9年が過ぎ、節目の10年を迎えるにあたり、本年5月に更なる作業療法の発展や、関連制度の改善を図り、国民や会員の為となる活動を積極的に行うためにも徳島県作業療法士連盟を立ち上げました。全国で14番目であり、四国4県では初めての連盟設立となります。
 徳島県作業療法士連盟では、日本作業療法士協会も推奨している「クオータ制」をいち早く導入し、連盟の役員には6割以上の女性を登用しました。登用の際には、連盟の政治活動に女性ならではの新しい価値観や視点での取り組み、女性の社会進出を促進するだけでなく、組織の成長やイノベーションにも寄与する想いがある方を選任いたしました。
 令和6年度は診療報酬・介護報酬・障害福祉サービスのトリプル改定の年でした。報酬改定に際し、連盟や協会、法制度の改革を進める関連団体などで尽力された皆様には感謝申し上げます。新年度から皆様が勤務している職場も、プラス報酬となった分野もあれば、マイナス報酬や、より複雑・煩雑になってしまった分野もあるかと思います。国も団塊世代が75歳以上になる2025年以降を見据え、早い段階からリハビリテーションを実施することの重要性や、リハビリテーション職の賃上げにも理解を示しておられますが、不十分であると感じている作業療法士の方も多いのではないでしょうか?
 昨年も連盟だよりに執筆させていただきましたが、作業療法士の社会的処遇の向上を図るには、公衆の信頼を裏付けるために、多様な活動や、会員一人ひとりのプロフェッショナリズムを向上させ、質の高い作業療法を提供することが必要です。そして、一人でも多くの作業療法士が連盟活動を支援し、組織強化と財政基盤の強化が必要であります。
 作業療法の発展、明るい未来の為に、連盟活動に理解を示しご支援いただきますようお願い申し上げます。
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OT協会誌2024年7月号掲載 連盟だよりより

作業療法の環境づくりは”リハマインド・OTマインドX行動力”で

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寺山久美子
日本作業療法士連盟 相談役
大阪河アリハビリテーション大学

 周知の如く、作業療法のキーワードは”ひと・作業・環境”です。気候変動、戦争、
災害、コロナ蔓延、AI等ディジタル技術の進歩等々により私たちを巡る環境は急激に変化しています。人生100年時代といわれる平均寿命の延伸と高齢化率の上昇、一方で少子化・出生率の低下等に伴いひとびとの生活への考え方も生活行為・作業活動も目に見えて変化を遂げています、今後この傾向は加速するでしょう。作業療法士はこうした中で的確なプログラムを提案し、病院で、在宅で、学校で、企業で、就労・福祉施設等で実践し結果を出さなくてはなりません。作業療法士にも「学び直し(リスキリング)」で自身の大幅なアップデートが必要の時期かも知れません。
 ところで、”地域包括ケアシステムの進行とともに多職種・多組織機関連携は必須となり、地域支援や地域づくりの中でもOTの有効性を示していかなくてはなりません。その究極のところは” 対象者にとって住みやすい環境の場づくり・地域づくり”ということでしょう。このためには多くの作業療法士には不得意の法・制度・組織・機関・関係者等の勉強も必要だし、時には現状に対する抗議や意見・提案を関係機関に発信し、アクションも必要でしょう。つまり、”ひと・作業・環境” の部分の”環境“の重要さを再認識し、”リハ・OTマインドでの作業療法環境変容”のためのアクションこそ、今の変革の時期に不可欠“と、と言いたいのです。まずは、OT連盟の会員となって、作業療法環境を良くする活動に尽力してみませんか?  “作業療法臨床・教育実践活動と作業療法環境改善活動の二刀流”を後輩のOTの皆さんには期待します!
 今年4月に大阪府大東市の市長選に初当選した理学療法士逢坂伸子氏は大東市職員での実践から、「大東市を元気にしまっせ」と”リハマインド・PTマインド”をもって地域づくりにパワフルにとりくみはじめました。リハ・OTの実践を基に地域づくりを志すOT市長の出現も今後期待します。まずは、地域の議員・市長をOT連盟と共に育てていくのがOTのエンパワメントにつながるのではありませんか?

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2024年08月02日

OT協会誌2024年6月号掲載 連盟だよりより

会長就任挨拶

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北海道作業療法士連盟
会長 吉岡英章

 
 このたび、前任の大堀具視の後を受け、北海道作 業療法士連盟会長に就任いたしました。
 北海道作業療法士連盟は、医療から保健・教育・ 福祉等の多岐にわたる領域において、子どもたちから高 齢者に至るまでの健常者や障害者を問わず、作業療法 士が北海道民の健康的な生活の維持・向上に寄与する ため、年々厳しさを増す医療情勢を背景に、政治的活 動が早急に求められていることから、公益社団法人北 海道作業療法士会の活動を全面的に支持する政治団 体として誕生しました。山田毅を初代代表として、大分 県、山口県に続いて 2013 年 8 月 15 日に全国 3 番目 に設立され、今年で活動 11 年目を迎えております。
 主な活動内容は、政治集会・勉強会への参加、特に「北海道のリハビリテーションを考える道議会議員懇談 会」においてリハビリテーション専門職の道内各地での 活躍の場をつくること、また災害リハビリテーションの必 要性について発信してきました。さらに、作業療法士会 員への直接的な支援として年 2 回程度の講習会(コロ ナ禍は開催自粛)を開催しました。
 今後とも作業療法を必要とする領域や対象者への サービス向上の一助となっていけるよう、また作業療法 士の職域拡大や社会的地位の向上、特に処遇改善の ために日本作業療法士連盟をはじめ、日本作業療法士 協会、北海道作業療法士会と協力して取り組んで行く 所存です。皆様、よろしくお願いいたします。
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OT協会誌2024年5月号掲載 連盟だよりより

「トリプル改定に振り回される・・・」

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日本作業療法士連盟 広島県責任者
株式会社 奏音 代表取締役
財団法人 K-education 理事長
森川 敦子

 令和 6 年度の医療、介護、障害福祉のサービスの報 酬改定に皆様も一喜一憂されたのではないでしょうか? 私が経営する株式会社奏音では主に小児の訪問看護 (リハビリテーション)と障害児通所支援事業に取り組ん でいますが、期待と不安が交錯する昨年度末でした。特 に障害児通所支援事業ではサービスの提供時間や職員 の就業年数等で報酬が変わることになり、弊社のような 年齢の若い職員が多い会社は厳しい面もありました。そ れにしても、こういった改定があるたびに作業療法士等、 リハビリテーションに携わる専門職種にとっていい風が吹 いてこず、看護師や福祉専門職と比較してもないがしろ にされている感を抱いてしまうのは私だけでしょうか?
 さて、私事ですが、昨年 11 月に私は財団法人を立 ち上げ通信制高校を開校いたしました。2018 年、名 古屋で開催された全国作業療法学会で、インクルーシ ブな小学校を設立運営しているフィリピンの作業療法士 の講演を聴講し「いつか彼のように教育機関をつくりた い」と感じたところが原点です。個の特性に合わせた 「オーダーメイドのカリキュラム」をつくり、個の特性を評価し「具体的な合理的配慮を立案する」、作業療法 士だからできる、作業療法士にしかできない教育体制を もった学校です。今年 1 月には、高校入学直後から全 く登校できず 1 年で必要な単位を 1 単位も修得するこ とができていない生徒が転入してきましたが、オーダー メイドのカリキュラムを基に本校には毎日登校し、約 2ヵ 月で見事単位を修得して高校 2 年生に進級しました。 そして、4 月 8 日には新入生を迎え、初めての入学式 を挙行いたしました。次は小学校、中学校の設立に向 け準備中です。
 海外の作業療法士(私の知る限り欧米だけでなく韓 国や台湾も)は自宅でクリニックを開業し、企業内に入 り込み、学校を創立している。そんな作業療法士が大 勢います。そして保険の報酬改定に左右されることなく 作業療法士しかできないことを提供し続けています。日 本の作業療法士もそろそろ保険制度から解き放たれて、 同じステージに上がらないといけません。そのステージ で作業療法士の真の魅力を発揮すべきではないかと思うのです。



 
 

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2024年05月30日

OT協会誌2024年4月号掲載 連盟だよりより

「作業療法士の活躍の場を広げよう」

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静岡県作業療法士連盟 副会長 
日本作業療法士連盟 静岡県責任者 梶原淑恵

 連盟だより投稿にあたりまして、この場をお借りし、令和6年1月1日の能登半島地震により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、被災者の救済と被災地の復興にご尽力されている方々へ深く敬意を表します。
 震災後、復旧にむけての日々の取り組みの様子から、物事を動かすには「組織作り、仕組み作り」が重要であることを学びます。組織がうまく動くことで物事が軌道に乗ります。それぞれの住む地域、国はどうでしょう。我々が選んだ代表者(議員)が町議会、市議会、県議会、国会等で仕組みづくりを行います。では、仕組みづくりをする議員が作業療法を知らないとしたらどうでしょう。静岡県作業療法士連盟では県議会議員で構成されるリハビリテーション議員連盟へ、現在様々な分野で実践されている作業療法についてより認識していただくための活動を行っております。また、今後さらに広げるべき分野への作業療法士の参画に理解と協力を求める旨、要望書として提出する活動も行っております。当初、認知症や精神疾患、発達障害児者等がリハビリテーションの対象者になることに大変驚かれていました。その後、興味を持ち様々な意見交換が出来る様な関係が構築されつつあります。皆さんの日ごろの活動を伝え、作業療法の有用性を認識し、仕組みに投入してもらうこと。これが連盟の役割と感じています。医療・介護・福祉・教育その他様々な分野に作業療法士の活躍の場を広げていきませんか?
 静岡県作業療法士連盟は現在、若返り作戦実施中です。
 皆で作業療法を盛り上げていきましょう。
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2024年03月19日

OT協会誌2024年2月号掲載 連盟だよりより

協会と連盟の果てから、ゆるっと考える中で「そろそろかなー」と感じて

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千葉県作業療法士連盟
会長 土居義典

コロナ禍も明けた昨年から「そろそろかなー」と3つの観点から感じておりました。
 1つ目は12年間に渡り日本作業療法士協会の制度対策委員会/介護保険班(現在:制度対策部/介護・高齢者福祉課)にて活動をしてきた観点です。モニター調査や意見交換会等を実施する中で、作業療法士の技術を見える化し、職名記載や加算算定の制度要望を厚生労働省へ陳情する活動に取り組みました。厚労省への陳情は非常に意義深いのですが、要望先は厚労省だけでなく政治家へも必要であると制度改正を経験する度に感じておりました。
杉原素子会長、比留間ちづ子・二神雅一・谷隆博副会長の日本作業療法士連盟三役の重鎮は本連盟の立ち上げ時から長きに渡り、作業療法士と政治と結んで下さり感謝しております。三役は日本の縮図を表しているようでもありますので、三役が後任に安心して任せられる本連盟と地方連盟が一致団結できる体制整備の必要性を感じておりました。これが2つ目の観点です。
 3つ目の観点は個人的なことですが、私は今年45歳になり作業療法士人生の半分が過ぎようとしていることです。今までは自分のための活動が多くありました。しかし、今後は地域、日本、そして世界へ目を向けながらさらにチャレンジしながら20年間走りたいと考えておりました。
 上記の三点から「そろそろかなー」と考え、昨年8月1日に千葉県作業療法士連盟を全国で13番目に発足いたしました。先輩の方々、また私の世代も含めた世代交代の時期のように思います。先輩の方々が、安心して任せられるように、全国隅々まで連盟のネットワークを構築できるように、まずは千葉県内において安定した運営ができるように、「ゆるっと」多くの仲間と共に邁進したいと考えております。
posted by 日本作業療法士連盟 at 14:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 連盟便り