2016年01月20日

OT協会誌1月号掲載 連盟便りより【一歩、一歩】


「一歩、一歩」
                                   滋賀県責任者 宮内 良則
平成25年に滋賀県作業療法士会が一般社団法人なったことと、昨今の地域包括ケアシステムへの取り組みなども相まって、さまざまなレベルで行政や議員の方、また他団体の方にお会いする機会が増えました。HP宮内吉則.jpgそうした時に作業療法を知ってもらう事や、協会や県士会の活動を理解していただくためにお話をするのですが、はじめは尋ねられるままに総論的な内容を話すだけでしたが、やはり多くの方はリハビリに関わる職種ということで機能訓練的なイメージを持たれ十分に理解していただけていない状態だったと思います。
そこでできるだけ具体的にイメージを持ってもらえるように、自分が臨床の場面でお会いした利用者の方やその家族の方との出来事を交えお話しさせていただくよう心がけています。最近では、徐々に症状が進行されそれまで買い物などにも行かれていた方が、閉じこもり状態になり廃用が進むのが心配との依頼から訪問したケースで、機能訓練をしたのではなく歩行車の選定と玄関の上がり框に椅子を置き安定した姿勢で移動していくことに関わり、再び家族の方と一緒に買い物などに行かれるようになったことなど、福祉用具の提供や環境調整などで活動や参加の状況が変わりリハビリになったことを伝え、ご家族からもそうしたことが本人の表情を変え支えていくきかっけにもなったと伺った事を話しています。こうした内容は聞いていただく方にとっては、まだ目新しい部分でとてもその後の話にも興味を持っていただけます。
今、協会や県士会が生活行為向上マネジメントの推進を行っていますが、これは他職種や一般の方にもその内容は十分に理解していただけるもので自分たちをアピールするのにとても有効なものだとあらためて感じています。これを十分に活用することが、自分の周りの人たちに作業療法への理解を深めてもらえ、特別なことを行わなくとも連盟の活動の一歩にもなるのだと思っています。
posted by 日本作業療法士連盟 at 11:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 連盟便り