2017年02月21日

OT協会誌 2月号掲載 連盟便りより【日本OT連盟と一緒に考えたいこと、行いたいこと、期待すること】

日本OT連盟と一緒に考えたいこと、行いたいこと、期待すること

日本作業療法士連盟 千葉県責任者
                                 yokoyamaH29.2.jpg横山 誠治
(介護老人保健施設ハートケア市川)

 はじめまして。私は千葉県作業療法士会の横山誠治と申します。普段は千葉県市川市にある介護老人保健施設ハートケア市川に所属し、入所・通所・訪問リハビリと地域支援に携わっております。
 今、少子高齢化・人口減少の問題や地域包括ケアシステムの構築といった課題に日本は直面しています。その中で現場にいると、いろいろと感じること、思うことがあります。たとえば、
@ 介護保険からの卒業を勧められているが、実は地域に卒業する先がなかったりする。また卒業を増やすと施
設稼働率が低下してしまい、その施設がつぶれかねないため、うまく進められない状況がある。
A 活動と参加のリハビリに期待・注目されているが、それが先行しすぎてしまい、ご本人のリスクや基本ベースが軽視されたりしていないか。またご本人がセラピストに合わせてしまうなど、ご本人の本当のニーズを抑えていないような逆転現象が生じていないか。
B SPDCAサイクルが導入されたのはいいが、書類や調整などの間接業務が次々増えて業務を圧迫してしまっている。ご本人と一緒に行いたいと思う直接業務に専念できていない現状が生まれていないか。そこに人手不足が輪をかけ、現場の専門職が次々に疲弊していっていないか。
これらは他の現場のOTの方も、他職種の方も、対象者の方も実は共有していることなのではないでしょうか?
今回、日本作業療法士連盟の事務所が移転し、日本作業療法士協会と同じ建物内にあるようになったことは、大変喜ばしいことと思います。これをきっかけに2つの組織がより密に連携していく事を望みます。作業療法士の将来を考え主張していくことはもちろん大事なのですが、それだけではなく、現場の作業療法士やそのリハビリを受けている対象者・地域住民の方々が何に困り、何に悩み、本当は何を望んでいるかをぜひ一緒に届けてほしいと思います。地域に住む一人一人の方のニーズなしに私たちは存在できません。そして私達も地域の中で少しずつ考え、実践していきます。お互い手を取って協働していきましょう。今後ともよろしくお願いします。
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2017年02月17日

OT協会誌1月号掲載 連盟便りより【新しい年を迎え、協会とともに歩む】

 新しい年を迎え、協会とともに歩む
                        日本作業療法士連盟会長 杉原素子HP杉原会長 お写真.jpg

 明けましておめでとうございます。皆様には、平成29年のお正月を、ご家族とともに、穏やかに迎えられたこととお慶び申し上げます。今年は、皆様にとって実り多い年になりますようお祈り申し上げます。
 さて、昨年末にお伝えしましたように、平成29年2月に日本作業療法士連盟の事務所が、長いことお世話になった大阪府藤井寺市から、一般社団法人 日本作業療法士協会事務所内の1室をお借りし、東京都台東区寿町に移転することになりました。このことは、連盟が会員の皆様にお伝えしてきた「日本作業療法士連盟は、日本作業療法士協会と両輪になって、日本の作業療法の発展に貢献する」に向かって、一歩進むことができたと思っています。ここに至るまで、日本作業療法士協会会長をはじめとする協会理事の方々のご尽力に感謝申し上げます。
 昨年の11月29日に「リハビリテーションを考える議員連盟」の集まりが開かれ、日本理学療法士協会長、日本作業療法士協会長、日本言語聴覚士協会長及び日本理学療法士協会・連盟役員、日本作業療法士協会・連盟役員と衆議院議員・参議院議員の方々との「理学療法士及び作業療法士法」の見直し等に関わる意見交換が行われました。厚生労働大臣政務官、厚生労働省医政局医事課長も同席されていました。見直しの一つとして「医師の指示の下」の業務範囲が話題になりました。「理学療法士及び作業療法士法」から約30年後に施行された「言語聴覚士法」における「医師の指示の下」の文言が、特定の業務に限定される表現になったことから、これまで理学療法士及び作業療法士の業務全体を覆っていた「医師の指示の下」が、「言語聴覚士法」と同様に、医行為の範囲に限定するようになれば、地域リハビリテーションの場で介護予防・健康維持支援に関する業務に就くリハビリテーション専門職は「医師の指示の下」の文言から解放されると考えます。作業療法士の業務に役立つ活動を行う意味が、協会と共に再確認でき、また共有できた集まりでした。
 今年も、一人でも多くの協会員が、連盟会員になっていただけることを願っております。
posted by 日本作業療法士連盟 at 11:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 連盟便り