2019年02月12日

OT協会誌2019年02月号掲載 連盟便りより

「作業療法の未来を生きる後輩たちへ」 

日本作業療法士連盟 岡山県責任者 若松剛

201902_若松岡山県責任者.jpg





この度の「平成30年7月の西日本豪雨災害」で被害に遭われた皆さまへ心よりお見舞い申し上げますと共に、お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りいたします。

岡山県では今も約1万人が、仮設住宅など仮の住まいでの生活を余儀なくされています。 みなし仮設住宅では、住み慣れた地域を離れて暮らす被災者が多く、健康状態や生活の状況を把握し、どう孤立を防ぐかが課題となっています。これまで日本各地から、多くの方々の御支援を頂きありがとう御座いました。 1日も早く被災された方たちが元の生活に戻れるよう、引続き御支援のほどよろしくお願いいたします。

さて、岡山県作業療法士連盟は平成29年4月18日に発足いたしました。 “活動理念”を「作業療法及び作業療法士の社会的価値を高め、作業療法を取り巻く環境が未来に向けて希望が持てるように政策提言ができる組織になることを目指す」とし、岡山県作業療法士会の活動を推進する政策提言を行なうこと、作業療法関連諸制度の改善に向けた政策提言を行なうこと、県内の政策形成において作業療法が正しく理解・認知されるよう立法機関に働きかけること、作業療法を応援する地方議員が増えるように働きかけていくことを“活動方針”としています。

近年、時代の流れと共に、私たち作業療法士を取り巻く環境も様変わりしてきました。 超高齢社会を迎える中、障害の重度化や認知症患者の増加は大きな社会問題ともなっており、人々が住み慣れた地域でよりよい生活が行えるために、我々作業療法士に求められているニーズはよりいっそう高まっています。
一方で、医療費の適正化計画などに伴う成果主義の導入、地方分権化の動向をみてもお分かりのように、あらゆる専門職が活躍できる場や制度・予算などが決定する過程において、好むと好まざるとにかかわらず、顕在的潜在的に依らず、政治的な関わりが存在しています。私たち作業療法士が、これからも活躍できるためには、活躍できる場と制度が必要です。 つまり、作業療法士という職能団体としての政治的な働きかけが必要なのです。「県士会」は、政治団体ではありません。よって、県士会は立場的に、私たちの職域を拡大していく政治活動ができません。 そこで、県士会と協力しながら、先頭に立って実行していくのが「県連盟」なのです。言い換えれば、「県士会」の活動を後方支援する組織が「県連盟」です。作業療法士として培った業を対象者のために発揮して活躍できる職域や制度づくりに対して、共に行政や政治家などに向けて働きかける組織が「県連盟」なのです。

今年は平成から元号も新しく変わります。7月ごろには第25回参議院議員選挙も行われます。作業療法士の未来に向けて、是非とも作業療法士一人一人の思いを一つにし、大きな力をもって成果を成し遂げ、後輩たちが20年後、30年後も活躍できる職能団体で在れるよう努めていきたいと考えます。どうかよろしくお願いいたします!

posted by 日本作業療法士連盟 at 11:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 連盟便り

2019年01月18日

OT協会誌2019年01月号掲載 連盟便りより

作業療法士の衆議院議員誕生
日本作業療法士連盟会長 杉原素子
>201901_杉原会長.jpg
 平成29年10月22日が投票日であった第48回衆議院議員選挙の比例代表ブロック(北関東)において立憲民主党から立候補した作業療法士の堀越啓仁氏が見事当選し、日本に作業療法士が制度化されて初めての国会議員が誕生しました。選挙公報において、氏は「作業療法士」と明示されて奮闘されました。
正直申して、氏の選挙運動に日本作業療法士連盟は組織的に何等お手伝いは致しませんでした。
と申しますのも、作業療法士である氏が比例代表北関東から立候補するという情報が直接連盟組織には入っていませんでした。 ただ、前回の参議院議員選挙の際に群馬県の小選挙区制で立候補されておられたのは認識していましたので、個人的には選挙公報が気にはなっていました。 今回の衆議院議員選挙に、はっきりと「作業療法士」を掲げておられましたので、当選の報が入った際には連盟組織として、「当選おめでとう」と胡蝶蘭をそっと贈りました。 何のお手伝いもしなかった日本作業療法士連盟の事務所に、すぐに「ありがとうございます」とさわやかにご本人からお礼の声が電話を通して届きました。

 堀越氏は群馬県の下仁田町の寺に生まれ、ご自身も僧侶の肩書(天台宗宮室山観音院定光寺 副住職)を持ち、実家の手伝いをしながら作業療法士の資格を取得し(東京福祉専門学校卒)、地元の医療現場で働いておられました。 平成27年度の日本作業療法士協会名簿には日本作業療法士協会の会員として所在が載っていましたが、その後退会されて、今回の衆議院議員選挙に臨んでおられました。 きっと作業療法士としての組織的支援が期待できないと思われたのかもしれません(未だ直接ご本人から事情をお聞きしていません)。今は再び協会員及び連盟会員に登録していただけるということです。

何といっても国政参加第1号作業療法士です。 私たち作業療法士も氏から大いに学び、私たちの国政への願いを届けたく思っています。 多くの作業療法士たちが氏と語り、作業療法士たちの多様な声を届けることで、遅ればせながら、氏の国政への活動の一助になれば、との思いがあります。 氏は、野党の立場ということもあり、国の施策に直接、しかも素早く対応するには制約があるかもしれません。 それでも国会議員としての氏の立場に、少しでもお役に立てればという願いを私たち作業療法士は持っています。

 さて、11月28日に医療技術者団体協議会の席に、日本作業療法士協会の中村会長の傍らに座し、出席いたしました。医師・看護師・歯科医師・薬剤師以外の医療職の集まりですが、集まったこれら専門職の願いは様々です。 養成課程、現任研修棟は共通するニーズではありますが、チームとしてのまとまりや現場でのチームワークのニーズを語る団体は少ないように思えました。 この協議会の集まりは年1回であるのを、年2回にすることになりました。 私は、医療・介護・福祉の分野で、これら専門職が、お互いの専門性をよく理解しながら、チームとしての力が発揮できるよう、あるいはチームとしての力量を向上させる手立てを堀越氏のテーマの一つに入れてもらえれば嬉しいと思いました。
posted by 日本作業療法士連盟 at 15:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 連盟便り

2018年12月25日

OT協会誌2018年12月号掲載 連盟便りより

生活における専門技術の昇華
                          
                                      日本作業療法士連盟
                                      副会長 比留間 ちづ子
201812_比留間副会長.jpg

 日本の作業療法の歴史は50余年、この間に社会構造も、特に生活障害にかかわる環境の利便性も大きく変化した。これには、障害のある人の生活行為の自立や各種のアクセス向上などへの作業療法士の取り組みがあったことをご存じだろうか?
例は多々あるが、まずは「福祉機器」である。OT協会に「機器対策委員会」が設置され、当時の厚生省の補助金研究として「福祉機器」というものの概念、種別、安全性の保障やその効果について報告され、現在のありようにつながっている。次に、「シャワートイレ」である。脊髄損傷の方がトイレの始末を自立したいというニードに取り組んだのが発端で、今や普通の生活に普及し世界に誇る日本の産業となっている。日本家屋の段差解消「やOTのお手製の手すりから外出への意欲につながり、「バリヤフリー」の具体例となった。ナースコールが押せないことや言語障害のある人にワープロを用いた意思伝達装置が開発され、現在もIA機能として発展し続けている。そのほか、太柄スプーンや両手把持コップ、着脱しやすい衣類やいわゆる便利グッズなどを含め、生活行為への利便性や軽負担さへの視点が普遍化し、生活を豊かにする産業化とつながってきたのである。
 そのほか、見落とせないのは、障害児のOTを(旧)養護学校の先生が見学に多く来られ生活指導の連携の実績から、養護教員の療育施設等への研修が制度化されたこと、また「精神科病院で恒常的に漫然と続けられていた「内職」を、患者さん本人の能力と趣向にあったactivity へと変換させ、精神障害者の雇用率の増大へとつなげたことは人権的見地からも、社会変革としても記銘しておかねばならない。

「作業療法は生活の科学である」とするならば、専門技術が市民生活に昇華され、その方向性を共にする。政治とはこのことであり、 “連盟“はこれを果たす活動であり、学術・技術の向上との両輪である。作業療法士の個々人がこの両面を担っていることを自覚し、幅広い視野、地域の多様な領域で作業療法を発展させられるよう連盟参加への呼びかけを強めたい。


2019年度日本作業療法士連盟総会開催のお知らせ
2019年3月24日(日) 13時30分
日本作業療法士協会10階研修室にて
連盟会員の多くの方の参加をお待ちしております。

posted by 日本作業療法士連盟 at 14:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 連盟便り

OT協会誌2018年11月号掲載 連盟便りより

「新潟県でも作業療法士連盟を立ち上げます」
                                      日本作業療法士連盟
                                      新潟県責任者 横田 剛
 
201811_横田氏.jpg




「えっ原稿ですか?早くないですか?まだ地方連盟立ち上げていませんよ!(心の叫びです)」
自己紹介です。
この5月に8年間務めさせていただいた新潟県作業療法士会会長を退任し、新潟県作業療法士連盟を立ち上げる【予定】の横田と申します。都道府県士会の会長さんの中には都道府県士会会長と地方連盟責任者を兼務できる剛腕の方々もいらっしゃいますが、横田はそこまで器用にできず、一度に一つずつ行う事にして、この度連盟に軸足を移そうと考えています。
かねてから作業療法の対象(クライエント)は「個人」だけでないと考えておりました。「組織」や「集団」も対象(クライエント)であると考え、新潟県作業療法士会として「組織」や「集団」に働きかけてきました。結果、上手くいったところもあれば、不十分なところも見えてきました。
特に働きかけに限界があると感じたのは「制度の執行」と「制度の立法」の二つでした。現場でどれだけ「作業療法」を展開しても、法令一つでひっくり返ってしまう、通達一つで手が届かないものになる…そんな想いを感じてきました。
「政治」と「議員」、つまり「制度」を対象にした作業療法の展開が新潟県では必須であるという事を痛感した8年間でした。
地味で真面目で表に出たがらない新潟県民の特性を体現したかのような新潟県の作業療法士達が気楽に協力できるような地方連盟設立をまずは考えています。
分からないことだらけです。
これからのご指導ご鞭撻宜しくお願いいたします。

posted by 日本作業療法士連盟 at 14:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 連盟便り

2018年10月26日

OT協会誌2018年10月号掲載 連盟便りより

第52回日本作業療法学会開催 連盟PR活動を行い30名が新たに入会

日本作業療法士連盟 財務部 辻岡勝志

 
第52回日本作業療法学会が名古屋国際会議場において平成30年9月7日〜10日まで、開催されました。日本作業療法士連盟は同会議場アトリウムにおいて、日本作業療法士協会事務局に隣接してブースを構え、参加者向けにPR活動を行いました。
 学会会場での広報活動は、全国の協会会員である作業療法士諸氏と直に接することのできるめったにない機会でもあります。今回も多くの連盟活動に興味のある方、ない方とも対話を持てる機会となりました。
 学会期間中には、応援に駆けつけた都道府県責任者や連盟役員の声かけや力添えもあり、30名の方が日本作業療法士連盟の新しい会員になってくださいました。都道府県では、本年8月に長崎県において県の作業療法士連盟が立ち上がり、現在全国で10の都道府県作業療法士連盟が活動しています。さらに沖縄・熊本・広島・愛媛県などいくつかの地域で地方連盟設立の動きがあります。
 ある県の作業療法士連盟が立ち上がったということを聞いて、全国連盟としてはどのような活動をおこなっているのか、協会の総会とかで連盟のビラを配ったりとかを了承してもらってはどうか、などの質問をくださった人もありました。実際に連盟では一部の都道府県士会の了解を得てビラを配りなどの広報活動を行っています。また、今回入会された方には、世の中を変えたいという想いから、来年の地方議会の選挙で市議会議員に立候補を予定しているという作業療法士も現れました。少しずつですが、当連盟も市民権を獲得しながら組織化できつつある実感が沸くようになって来ました。
 私たちの身分を守り、職域を広げるには政治の力が必要です。ただし、政治力は数の力で動きます。まだまだ人数が足りません。何よりも大事なことは、連盟の趣旨に賛同して一緒に活動してくれる仲間が増えることです。作業療法の新しい時代に、作業療法がさらに有効に活かされ、国民が安心して暮らせる社会にするため、日本作業療法士連盟に入会し、作業療法士の力を集結し活動しましょう。

201809_OT学会inNAG05.jpg
8月設立の長崎県作業療法士連盟の皆様      

201809_OT学会inNAG09.jpg
連盟ブースで杉原会長を囲んで

posted by 日本作業療法士連盟 at 13:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 連盟便り

2018年08月10日

OT協会誌2018年08月号掲載 連盟便りよりいま、なぜ、連盟か?

日本作業療法士連盟
北海道・東北ブロック幹事 北海道責任者 清水兼悦
20180700_連盟便り_清水氏画像.jpg
 
いま、なぜ、連盟か?

 このたびの連盟総会にて、北海道・東北ブロック幹事と北海道責任者を拝命した清水兼悦と申します。北海道では公益社団法人北海道作業療法士会の代表理事、ならびに一般社団法人北海道リハビリテーション専門職協会の副会長を拝命しております。
北海道・東北ブロック幹事は宮城の土井勝幸さんが務めておりましたが、東北6県には連盟が組織化されていないとのことで、連盟がある北海道に白羽の矢があたりました。

 北海道作業療法士連盟は、急激な社会制度の変化に伴い、広大・寒冷・高齢・過疎・交通といった5K地域課題を有する北海道のニーズに求められ、資する作業療法士のモデルが大きく変化してゆくのにあわせ、北海道作業療法士会が推進する事業や個々の臨床活動などの支援に、市町村を含めた行政や政治への働きかけが不可欠となり、これらを支援するために2013年に設立されました。

 作業療法の定義や指定規則が見直され、日本作業療法士協会は「ひとは作業をすることで元気になれる」という単純明快な理念の下、生活行為向上マネジメントを開発し、古から粛々と伝えられてきた作業が心身の癒しになることを科学的に「見える化」しております。

 このような作業療法を通して国民の健康やその生活行為を守るため、国民とそれを支える作業療法士の声を政治に届ける議員の擁立や、直接的に議会や行政に働きかけ、作業療法や作業療法士の専門性を発揮しうる法律や制度を含めて、その発展や普及に努めることが必要です。このようなことを記してもピンとこない方々も多いかと思いますが、一人でも多くの会員がその必要性を認識し、行動していただけるよう活動してゆきます。
posted by 日本作業療法士連盟 at 10:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 連盟便り

2018年07月17日

OT協会誌2018年07月号掲載 連盟便りより 【職を退いた作業療法士の皆さん、もう一度国家資格を地域支援に役立てましょう】

日本作業療法士連盟会長 杉原素子


 6月5日、地域包括ケアシステム・介護推進議員連盟の総会があり、日本作業療法士協会中村春基会長とともに出席した。
この自民党議員連盟の目指すところは地域包括ケアシステムの推進、自立支援・重度化防止に対する質の高い介護サービスの提供及び制度の安定性の確保、多様な人材の確保等にある。平成30年度介護報酬改定におけるプラス0.54%に対し、議員・関係団体とも許容の範囲という印象であった。
意見交換の場で、ある議員から「関係団体の中で自分が知っているのは医師会、歯科医師会だけであり、他の団体は連盟議員に自分たち組織の存在をもっとアッピールする必要がある」と少々強い口調で発言があった。この議員連盟の関係団体に対し、日常のケアの苦労をねぎらうどころか、かなり上から目線の、しかもご自身の勉強不足も伴う発言に私は驚いた。その発言をなだめる他議員からの発言は無く、むしろ賛同するような雰囲気を感じた。
上記のことはさておき、第三次5・5計画を推し進める日本作業療法士協会は、この議員連盟の目標と同様に、地域包括ケアシステムの推進に真摯に、果敢に取り組む必要がある。本来、体制としては作業療法士が働く場所を、マスとして地域支援・在宅支援に移行することが望ましいのであるが、そのようになれない状況が続き、今日に至っている。
都道府県及び区市町村等各地域における制度の安定性や持続可能性の確保には、様々な世代や、様々な障害を持つ人たちの生活支援を専門とする作業療法士という国家資格を有する人材の存在が大いに役立つ。過日、福祉用具関連団体の会合に出席した際、地域包括ケアシステムの場に福祉用具の活用を知る専門職が居て欲しいとの意見も出されていた。
少子高齢化のこの厳しい状況を、日本がどのように乗り越えていくのかを世界の国々は見つめている。健康寿命の延伸の一翼を担うためにも、障害を持つ人たちの役割を創出するためにも、一旦職を退いた作業療法士の皆さんに、作業療法士の資格を再び活かし、身近な地域支援・地域づくりに、もう一働きしていただくことをお願いしたい。
posted by 日本作業療法士連盟 at 09:58| Comment(2) | TrackBack(0) | 連盟便り

OT協会誌2018年06月号掲載 連盟便りより【いわての山なみ】

岩手県責任者 平栗茂(盛岡友愛病院)

20180600_連盟便り_平栗氏画像.jpg


とり囲む山なみが翠濃く、川は静かに瀬々らいでおります。東日本大震災から7年目の春を迎えて被災地から100q以上も離れた内陸にいると甚大な被害を受けた沿岸部のことが今でも夢のように思えてくる日常があります。
震災支援活動には日本作業療法士協会からのボランティアをはじめ日本全国の作業療法士の皆様から支援や協力、応援を戴いたことに心から感謝申し上げます。
岩手県作業療法士会では避難所・在宅支援、仮設住宅での地域づくり介護予防活動などを行って参りましたが、関わらせていただいた仮設住宅団地も集約・閉鎖され自宅の再建、復興住宅入居などと生活の場が移行し県士会としての支援活動事業は6年間で終了となりました。被災地ではそれぞれの生活が営まれている様子が伝わってくるなかで「私たち岩手県作業療法士会の活動に参加して下さった方々はいかがお過ごしなのだろうか」との想いが込み上げてまいります。
作業療法士として地域に関わったことと今もその場所で生活している方々の想いを忘れてしまうことが無いよう、震災への当事者意識を持ち続けてゆかなければと思っている矢先に日本作業療法士連盟事務局より「連盟だより」の原稿依頼を戴きました。
お恥ずかしい話ですが、連盟については設立趣意や日本作業療法士協会を支持するために設立された政治団体であること以外、日本作業療法士協会との関係性や具体的活動内容については熟知しておらず改めて確認いたしました。岩手県作業療法士会はH29年度で会員数700名を超えた一般社団法人ですが、連盟から戴いた資料より岩手県は連盟会員数が2名であったことを拝見し驚くとともに責任者としてその責任を重く受け止めております。
連盟設立から10年を目前にして作業療法士の国会議員が生まれました。また、「リハビリテーション議員連盟 第4回総会(H30.1.31)」にて就任した鈴木俊一新会長は岩手県選出の被災地出身の国会議員でもございます。
「東日本大震災による被災地特区(福島県、宮城県、岩手県)に於ける「訪問リハビリテーション事業所」の継続問題なども抱えております。
急激な社会制度の変化に対応しながら必要とする人たちに十分なリハビリテーションサービスが提供できる環境づくりの実現と作業療法士全体の社会的地位向上には日本作業療法士協会と連携・推進を図りながら政治的働きかけが重要であり私自身まだまだ学んでゆかなければと思っております。
日々の臨床に留まらず私たち作業療法士も政治力を持ち作業療法士からの要望を「山なみ」となって国会に届けていくことも「地域で生活する人々がその人らしく生きてゆける社会づくりに繋がっているのだということ」を伝えながら一人でも多くの岩手県士会会員に連盟に入会して戴けるよう努めて参ります。今後ともご指導どうぞよろしくお願いいたします。
posted by 日本作業療法士連盟 at 09:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 連盟便り

2018年05月23日

OT協会誌2018年05月号掲載 連盟便りより【私の政治活動】

私の政治活動

介護老人保健施設せんだんの丘 土井勝幸
(連盟 宮城県責任者)


201805_連盟便り_土井氏画像.jpg
会員の皆さんの中には未だに政治活動を懐疑的にとらえている方も多いと思います。
昨今の政治家に絡んだ不祥事や忖度?等による、政治が迷走している状況からも、余計に距離を置きたくなる、目を背けたくなる気持ちも理解できます。
一方で、皆さんの身近にいる市町村議員の方々はどうでしょうか?
私は宮城県において介護保険審議会や人権擁護委員会の委員をしていることもあり、身近で議員の方々と意見交換をする機会が多くあります。真摯に意見を受け止め、市政(仙台市)にどう反映できるのか、あるべき政策とは何かを考え、私たちの代弁者となって議会等で発言をしていただくこともあります。同じように、他の議員の方が別の視点から反する発言をされることもあると思いますが、大切なことは様々な声が公の場にでることです。私自身も自分の利害のために、意見交換をしているわけではなく、自分や職員、支援を受けている方々の暮らしが豊かになるために必要だと思うことをお伝えしています。
その繰り返しを身近な環境で丁寧に行うことが私の政治活動であると思っています。
でも、議員の方々も同じ人間です。政治的力はあるけれど近寄りがたい人もいれば、まれに嫌悪感すら覚える議員の方もいますが、その方もまた選挙で選ばれている人達です。
 私たちの声を届けるためにも、私たちの声に耳を傾け、一緒に考えてくれる方々を見つけてください。作業療法士の仕事を本当の意味で国民に理解いただくためには、私たちの不断の努力は当然ですが、同時に制度という仕組みに落とし込むことが必要です。私は時間の枠に縛られている今の仕組み“時間を切り売りする作業療法”から脱却し、必要な時に、必要な人に、必要なだけ支援する仕組みづくりのために、これからも政治活動を続けます。
 その一つの選択肢として、協会があり政治連盟があると理解しています。一人一人の活動と仲間が一つになる力を信じましょう。

posted by 日本作業療法士連盟 at 13:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 連盟便り

2018年04月20日

OT協会誌2018年04月号掲載 連盟便りより【平成30年日本作業療法士連盟総会が開催されました】

= 研修会の講師は作業療法士初の国会議員堀越けいにん氏=

日本作業療法士連盟事務局 米永まち子

3月11日(日)日本作業療法士協会10階研修会場にて 日本作業療法士連盟総会が開催されました。
全国(西は鹿児島・大分・愛媛・広島から東は山形)から25名の会員が参集、審議議案はすべて承認されました。
その後の研修会では、昨年10月の衆議院議員選挙で立憲民主党から北関東比例ブロックで当選された作業療法士と天台宗僧侶の肩書を持つ群馬県大仁田の37歳の若い議員、堀越啓仁氏に講演をお願いしました。僧侶になる宿命の中、子供時代から生命倫理に関心を持ち、仏教は何ができるかを模索、東日本大震災の体験と、ボランティア活動を通して既成概念が一変、「住むとは」「生活に何が必要か」等を考えるうちに地方自治の重要性に行きつき、町会議員になろうと動いていた折、一昨年参議院選挙があり民進党出馬を押され、結果は落選でしたが24万票を獲得、昨年10月に立憲民主党の立ち上げ時、わずか5日で出馬を決意し見事当選されました。政治家としては、環境委員会に属して動物愛護管理法や食品ロスについて取り組んでいるとの事です。党内では政務調査会副委員長として、予算案等の精査を担当しておられます。作業療法士から様々な要望やOT自身の取り組みが上がってくるそうです。
活動の原点は「その人がその人らしく生きていける社会を目指す」「現場の声が生かされる政治をめざす」との信条をお持ちです。作業療法士として急性期・回復期の病院、訪問看護ステーションの立ち上げと運営、特養・デイサービスでの作業療法士を12年間経験され、作業療法の話ができる初めての国会議員のお話を聞くことが出来ました。会場から「今回の診療報酬は療法士にとって不利であり、やはり政治力を持つ必要がある」、「デイサービスにOTの配置の実現を」等の要望も上がりました。皆様からの要望を国会に届けていきましょう 現在、地方連盟が9か所(大分・北海道・山口・茨城・大阪・東京・山梨・静岡・岡山)あり、各地方でもOTの声を政治家に届けています。今後、沖縄・奈良・愛媛・熊本・広島・兵庫・鹿児島・長崎で設立の動きがあります。活動に協力をお願いします。まずは連盟会員になりましょう。

20180311_総会01.jpg20180311_総会02.jpg20180311_総会03.jpg20180311_総会05.jpg20180311_総会04.jpg20180311_総会07.jpg20180311_総会09.jpg20180311_総会10.jpg20180311_総会11.jpg20180311_総会08.jpg
posted by 日本作業療法士連盟 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 連盟便り

OT協会誌2018年03月号掲載 連盟便りより 【雑 感】 】

済生会山形済生病院
笹原 寛

201803_連盟便り_笹原氏画像.jpg

 私事で恐縮だが、日本全国でインフルエンザが猛威を振るう中、私もその流行に遅れまいと患者の仲間入りをした。診断を頂いたのは人生初だが、過去を振り返ると同じようなエピソードが何回かあったので、知らず知らずのうちに罹っていたかもしれない。
 さて、この原稿を書いている頃の全国ニュースでは、スポーツ関連は冬季オリンピック一色、社会面は国内外の事件事故の他に記録的な積雪による被害状況が流れ、政治関連では政治家の不祥事と疑惑関係に時間を割かれている。医療や福祉ではどうであろう。国民的な身体的健康志向の高まりにより、いわゆる健康食品やダイエット情報が満ち溢れ、視聴者は食ったり食わなかったり大変だ。しかし、高齢社会や地域崩壊危機等の問題については、殆ど目耳にしない。先が見えにくくネガティブな話題は避けられるのであろう。この国ニッポンの課題は何なのか。果たして、この国のマスコミは大丈夫なのであろうかと、ふと思う。
 就職して暫くした20代半ばの頃、労働運動を機に某政治関連団体に籍を置いたことがある。入会の時に某団体幹部らは政治や社会の問題を明確に指摘し、改革の必要性を饒舌に述べ、変えるのは我々みたいなことを言っていた。集会や講演会に参加したり、チラシや資料配布をお手伝いしたりしたが数年でやめた。週休一日の時代に休日の時間を政治活動に費やすことは気持ち的に大変だった。もっとやることがあると、その時は思った。と言うか、単に日々の臨床に専念しようかと。
 若者の政治離れが叫ばれて久しい。30年前も同じようなことを言われていた。然りとて、政治を軽視している訳でもないだろう。しかし、常に成果が求められる現場の最前線にいる者が、理念や理想だけで付いて来るだろうか。その活動で結果をコミット出来るのかしら? この行動のビフォーアフターはどうよ? なかなか厳しい意見が出てきそうだ。其の実、地域にもインフルエンサーが欲しいのである。さあて、人材発掘の作業を進めていこう。
posted by 日本作業療法士連盟 at 11:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 連盟便り

OT協会誌2018年02月号掲載 連盟便りより【起業して、作業療法士連盟の活動について感じること】

秋田県責任者 村井 順
201802_連盟便り_村井氏画像.jpg
皆さんは、どのくらい作業療法士連盟の活動内容をご存じで、関わりをもっていますか?私は秋田県の責任者とは言いながら、今では会社の経営や事業所の運営に追われ、直接活動に協力できていない状況です。
この場をお借りして反省します。

さて、私自身、起業して約5年。今まで未経験であった人付き合いが急激に増えております。例えば、ご近所さんや地域の皆さんとの交流、他事業所や行政機関との関わり、税理士・保険会社・商工会・金融機関等、様々な人が結び付くことで会社の経営が成り立っています。
 作業療法士が働いている勤務先の多くは、病院や施設等ではないかと思います。そこでは、該当する法律で報酬が決められ、得られた売上げの中から給与が支払われています。周知の通り、報酬は省庁間の折衝により決定され、国会での承認を得て決められております。私個人としては、議員という立場ではありませんが、秋田市主催の部会に委員として参加させて頂いております。そこでは、地域の課題を抽出、対応策を検討、提言の取りまとめ、市議会へ提出、といったことが行われ、地域の皆様がより生活しやすくなるような条例を作っていく活動もしています。これはとても責任と面白さを感じる活動です。法律や条例を作っていける立場で働く人・市議会議員・県議会議員・国会議員等の中に、人々の生活を支え、国づくりや街づくりに参画していける作業療法士がいてもらえれば・・・と願うばかりです。

 ということで、私たちの代表である連盟の活動に、野心・情熱を持って協力してみませんか? さて皆さん、今年はどう行動しましょう?

<写真(似顔絵)脳性麻痺のAさん画>201802_連盟便り_村井氏似顔絵.jpg
posted by 日本作業療法士連盟 at 11:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 連盟便り

2018年01月24日

OT協会誌2018年01月号掲載 連盟便りより【作業療法士の衆議院議員誕生】

                           日本作業療法士連盟会長 杉原素子
杉原会長Modified20180124.jpg

 平成29年10月22日が投票日であった第48回衆議院議員選挙の比例代表ブロック(北関東)において立憲民主党から立候補した作業療法士の堀越啓仁氏が見事当選し、日本に作業療法士が制度化されて初めての国会議員が誕生しました。選挙公報において、氏は「作業療法士」と明示されて奮闘されました。
正直申して、氏の選挙運動に日本作業療法士連盟は組織的に何等お手伝いは致しませんでした。と申しますのも、作業療法士である氏が比例代表北関東から立候補するという情報が直接連盟組織には入っていませんでした。ただ、前回の参議院議員選挙の際に群馬県の小選挙区制で立候補されておられたのは認識していましたので、個人的には選挙公報が気にはなっていました。今回の衆議院議員選挙に、はっきりと「作業療法士」を掲げておられましたので、当選の報が入った際には連盟組織として、「当選おめでとう」と胡蝶蘭をそっと贈りました。何のお手伝いもしなかった日本作業療法士連盟の事務所に、すぐに「ありがとうございます」とさわやかにご本人からお礼の声が電話を通して届きました。
 堀越氏は群馬県の下仁田町の寺に生まれ、ご自身も僧侶の肩書(天台宗宮室山観音院常光寺 副住職)を持ち、実家の手伝いをしながら作業療法士の資格を取得し(東京福祉専門学校卒)、地元の医療現場で働いておられました。平成27年度の日本作業療法士協会名簿には日本作業療法士協会の会員として所在が載っていましたが、その後退会されて、今回の衆議院議員選挙に臨んでおられました。きっと作業療法士としての組織的支援が期待できないと思われたのかもしれません(未だ直接ご本人から事情をお聞きしていません)。今は再び協会員及び連盟会員に登録していただけるということです。
何といっても国政参加第1号作業療法士です。私たち作業療法士も氏から大いに学び、私たちの国政への願いを届けたく思っています。多くの作業療法士たちが氏と語り、作業療法士たちの多様な声を届けることで、遅ればせながら、氏の国政への活動の一助になれば、との思いがあります。氏は、野党の立場ということもあり、国の施策に直接、しかも素早く対応するには制約があるかもしれません。それでも国会議員としての氏の立場に、少しでもお役に立てればという願いを私たち作業療法士は持っています。
 さて、11月28日に医療技術者団体協議会の席に、日本作業療法士協会の中村会長の傍らに座し、出席いたしました。医師・看護師・歯科医師・薬剤師以外の医療職の集まりですが、
集まったこれら専門職の願いは様々です。養成課程、現任研修棟は共通するニーズではありますが、チームとしてのまとまりや現場でのチームワークのニーズを語る団体は少ないように思えました。この協議会の集まりは年1回であるのを、年2回にすることになりました。私は、医療、介護、福祉の分野で、これら専門職が、お互いの専門性をよく理解しながら、チームとしての力が発揮できるよう、あるいはチームとしての力量を向上させる手立てを堀越氏のテーマの一つに入れてもらえれば嬉しいと思いました。
posted by 日本作業療法士連盟 at 09:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 連盟便り

2017年12月01日

OT協会誌2017年12月号掲載 連盟便りより【作業療法士と政と連盟】

「作業療法士と政(まつりごと)と連盟」

福島県責任者 渡邉忠義
(NPO法人アイ・キャン)
201712_渡邉忠義.png

折りしも、原稿執筆依頼を受けた翌日が第48回衆議院議員総選挙の公示日であった。安倍内閣は9月28日に衆議院解散を閣議決定し、同日召集した第194回国会の本会議において大島理森衆議院議長が詔書朗読し解散に至った。政局は混沌とし、新党の旗揚げ、政党移籍、無所属議員の乱立、中央と地方政権の混在など、党利党略が目立ち、政争の具どころか“政党の愚”に映った。マスコミは政党や候補者の鼻を折ろうと粗探しに躍起になり、解説者やコメンテーターも流れに便乗し、騒ぎをあおっているようにさえ感じた。相変わらず投票率は約50%と低く、特に若者の足は遠退いている。選挙結果は周知のとおりである。
毎度のことであるが、選挙や政治の茶番を目に耳にするたび、政治不信どころか国の未来に怪しい雲行きを禁じえない。緊急地震速報、全国瞬時警報システム(Jアラート)同様、政治にも社会にも耳を劈く警鐘が必要なのかもしれない。
一方、作業療法士の今回の選挙への関心は、投票率は、どの程度であったのだろう。作業療法士は、市民として国民として大切な想いを封印してはいないか。国民一人ひとりにその人らしく生きることの支援をしているはずの作業療法士が、社会的課題や生活課題にも目を向けているのだろうか。作業療法士の地位や価値の死守に奔走するだけでなく、この国での生き様に正対し、この国をもっと知ることが肝要である。しかし20〜30代の若い作業療法士が約8割を占める組織にとって、政治意識の醸成は容易ではない。但し、その作業は無駄ではない。若いからこそ社会の荒波に揉まれ多くの生活課題に直面しているはずである。反面、若さゆえに解決の術は限られ、日々、不安に苛まれているはずである。若い作業療法士こそ、日ごろの体験や生活、仕事を顧みながら未来の日本を描き、政に向き合う力を顕在化してもらいたい。
福島県内の作業療法にかかる政治的な活動においても、圏域の首長や議員との意見交換レベルであり、行政への要望活動や陳情、請願などへの活動展開には至っていない。したがって国政に意思表示できる土壌づくりや行動変容を導くためにはまだまだ時間を要する。
日本作業療法士連盟は発足から7年、小学校に入学したばかりの年齢である。学びはじめた子供たちへの期待は、肯定的な言葉を並べるできの良さより、「なぜだろう」「どうして」と疑問を投げかける姿にある。斜に構え、穿った見方でもいい。政治や社会に声をあげる若い作業療法士が待たれる。社会に若さの横糸を織り込み、模様を変え、社会という反物を紡ぐ潮流を作らなければならない。
若い作業療法士が政治や社会の力動を学び(作業)、時機を逸せず政治に挑戦する人材(人)を輩出し、そしてその循環構築の作業場(環境)づくりが連盟には課せられている。

posted by 日本作業療法士連盟 at 11:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 連盟便り

2017年11月14日

OT協会誌2017年11月号掲載 連盟便りより【東京学会開催 新入会は7名】

東京学会開催 新入会は7名 
                     日本作業療法士連盟事務局 米永まち子 
第51回日本作業療法学会が9月22日から24日まで東京で開催されました。
日本作業療法士連盟は学会会場≂東京国際フォーラム≂ガラス棟 地下1階の学会受付横、
日本作業療法士協会事務局受付の隣のブースでした。(昨年の札幌学会から協会事務局の隣に連盟ブースを設置しています。)約5000人の参加との事で開催初日の朝は学会受付では参加手続きをする若いOTで溢れていました。あまりの人の多さで連盟受付は会員の目には入らないようでした。連盟県責任者の方々が次々にブースに立ち寄り、連盟パンフレット配布と入会の声掛けして下さったお陰で、7名の新入会がありました。「以前から連盟が気になっていました」「政治活動は大事です」との声は活動をしている事務局にとっては大変心強い、嬉しい言葉です。
中村春基協会長と杉原素子連盟会長が握手し、共に「OTの未来のために」のキャッチフレーズが書かれた「顔出し看板」は、文字通り連盟のPR看板となりました。
20170923_第51回学会受付2011連盟ニュース01.jpg





地方では既に9つの連盟が活動をしております(大分、北海道、山口、茨城、大阪、東京、山梨、静岡、岡山)。今後、沖縄・熊本・広島・愛媛県で立ち上げの動きがあります。
地域の中堅OTは政治活動の重要性を感じ、地方議員とのネットワークを構築しております。地域でのOTが注目される中、活動する若いOTの身分や地位をしっかり確立するには、やはり政治家の力添えや協力が不可欠です。政治家が動くのは「組織の票数」によってです。OT連盟会員はまだわずか840名、あまりに少な過ぎます。協会員が連盟の会員になれます。56,802人の協会員が連盟会員になれば、政治家はOTの要望に力を貸します。
PTからはすでに2名の国会議員(小川克己氏・山口和之氏)が活躍しております。OTから国会議員を出しましょう。政治はあなたの生活の問題です。政治に関心を持ち、「OTのよりよい未来が開かれるよう」協会とも一体となって一緒に進めていきましょう。
まずは選挙には必ず行きましょう。あなたが出来ることの第1歩です。

<お知らせ>
次期連盟総会 開催
次回連盟総会は平成30年3月11日(日)東京の日本作業療法士協会ビル10階研修会場

大分県OT連盟と共催の研修会 開催
 平成29年12月17日(日)9時50分〜12時 「医療介護制度改革 国から地域へ」
大分大学 旦野原キャンパス第2大講義室にて 
講師 小川克巳参議院議員 
コメンテーター 杉原素子日本作業療法士連盟会長 
コーディネーター 荒木良夫大分県連盟会長 
問い合わせ先 藤華医療技術専門学校 鳥越克志 TEL 0974-22-3800
posted by 日本作業療法士連盟 at 12:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 連盟便り

2017年10月06日

OT協会誌2017年10月号掲載 連盟便りより【加入者数拡大のためにすべき課題】

日本作業療法士連盟への加入者数拡大のためにすべき課題


           
日本作業療法士連盟 新潟県責任者 栗原トヨ子

20171004_新潟県責任者.jpg
新潟リハビリテーション大学所属の栗原トヨ子です。新潟に単身赴任してからあっという間に時が経ちもう4年目ですが、今年の春に日本作業療法士連盟新潟県責任者を引き受けることになりました。本連盟が結成されて間もなく入会していたということもあり、任命されたのではないかと思います。
新潟の最北端にある小規模の大学ですが、本学の学生の出身地は約66%が新潟県内で、その他は山形、福島、埼玉、長野、栃木県などからです。今年の3月に第1期生を送り出しましたが、就職先としては県内に留まったのは約44%で半数以上は県外へ出ていく傾向にありました。大学周辺の環境としては、村上地区の病院・施設で働く現場の先生方との交流を通して、OTが地域から要請されている事業内容を身近に感じる取ることもでき大変ありがたいと考えております。また実習指導や非常勤講師として協力して頂けることも次第に増えて来ています。
ところで正直申して新潟県作業療法士会の会員約840名位の県士会員のうちの何人位が連盟に所属しているのかについては全く不知でしたので、連盟の事務局に確認しましたら、2017年2月8日時点での新潟の連盟会員数は7人であることが分かりました。昨年の同時点では10人だったとのことで、3人が退会したか、または私のように他県に勤務地を変更したことによる減少と思いますが、新潟県士会の全会員数の約1%程度の人数では本連盟本来の目的に沿った活動をしていく時に大きな力となることは到底できないと思います。今後もっと多くの新潟県士会会員に本連盟に入会していただくための方策を考えなくてはという思いを新たにしているところです。しばらくは、新潟県士会会員に連盟の主旨をお話しし、入会をしていただけるように県学会や研修会の機会を通じて働きかけていくところから取り掛かっていこうと考えております。
加入者数拡大抱負としては、若い OTが今後増えていく中で、OTの職域拡大や地域包括ケアへの参画等を訴えて、連盟会員を一人でも多く増やしてから次世代を担う若い会員に引き継いでいきたいと考えております。よろしくお願いいたします。
posted by 日本作業療法士連盟 at 15:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 連盟便り

2017年09月12日

OT協会誌2017年9月号掲載 連盟便りより【岡山県作業療法士連盟 設立記念式典を開催いたしました】

岡山県作業療法士連盟 設立記念式典を開催いたしました。


                    
日本作業療法士連盟 副会長 
                    岡山県作業療法士連盟 会長 二神雅一

  
平成29年4月18日(火)、国内では9番目となる岡山県作業療法士連盟が発足しました。7月29日(土)、倉敷市民会館にて設立記念式典・記念講演会が開催され、85名の出席をいただきました。
20170729_岡山県連設立記念式典_会場全景.jpg   20170729_岡山県連設立記念式典_集合写真_控室.jpg

 式典では橋本岳厚生労働副大臣をお招きして、「今後の社会保障制度と作業療法士に期待する事」と題して記念講演を頂いたほか、(一社)日本作業療法士協会・中村春基会長と日本作業療法士連盟・杉原素子会長にご出席いただき、協会活動と連盟活動の役割をテーマに対談を行いました。
20170729_岡山県連設立記念式典_対談1.jpg  20170729_岡山県連設立記念式典_二神副会長.jpg

 橋本副大臣の講演では、他職能団体の連盟活動の成果に触れ、連盟として活動することの意義を再確認しました。

20170729_岡山県連設立記念式典_橋本先生.jpg

 また、対談で取り上げられた組織率は、県連盟も直面する課題です。高い理想を掲げていても、小さな声を大きくまとめ、現実の政治プロセスに反映することができなければ、それを果実として手にすることはできません。
 私たちは、(一社)岡山県作業療法士会と両輪となって、一人でも多くの同志の参加を募りながら、県下の作業療法の振興のために邁進していきます。
20170729_岡山県連設立記念式典_集合写真_檀上.jpg


posted by 日本作業療法士連盟 at 13:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 連盟便り

2017年08月18日

OT協会誌2017年8月号掲載 連盟便りより【倫理的文化を育む】

倫理的文化を育む

sugihara.jpg


                      
日本作業療法士連盟 会長 杉原 素子



 
衆議院議員 豊田真由子氏の一連の言動に関わる騒動には驚いた、というより複雑な心境である。
日本作業療法士連盟は、これまで氏の政治パーティに積極的に支援し、応援してきた。それは、氏の経歴が厚生労働省老人保健局に在籍していたことや「リハビリテーションを考える議員連盟」の事務局次長の任にあり、私たちの職種への理解者と考えたからである。

また千葉県船橋市出身ではあるが、埼玉県和光市・新座市・志木市・朝霞市の地方選挙区に舞い降り、この選挙区にたまたま私は居住し、最寄りの駅前で氏がビラ配りしている際に、何回か挨拶を交わし、地元の支援者の集まりにも個人的に参加してきた関係でもあった。

 
氏のこの度の言動は、ピンクのスーツを着て女性色を振りまきながら、丁寧な言葉づかいで軽やかに支援者の周りを走り回る氏の姿との落差の大きさに驚く。また、相手を卑下する言葉の数々が氏の頭の中に一杯積め込まれていたことにも失望する。氏の教育歴・学歴は実に輝かしい。
しかし、今回の出来事は、氏の知・情・意のバランスを40数年のこれまでの生活期間に整えることができなかったということなのだろう。私は、日本作業療法士連盟会長として、氏を私たちの理解者と考え、氏の政治パーティに複数回出席してきた。現時点で、連盟の公のお金を氏の政治活動のために供与したことを悔やむ。連盟会員の皆さんに、私の理解者選びの判断の誤りを深くお詫びする。

 
私は立場上、リハビリテーション専門職に「職業倫理」の話をすることが度々ある。ヘルスプロフェッションと呼ばれる私たちの職種は、職能団体として倫理綱領、倫理指針なるものを有する。そこには、謙虚であることを基盤として、慎重且つ常に自分の利益より、他人・集団・組織・社会の利益を優先させる意志を持つこと、つまり「公の精神」と、利害関係・感情・立場の相克の中で適正な判断をすること、つまり「公正さ」が掲げられており、「公の立場」で働く者の最低限の約束を守ることが定められている。今回の出来事を反面教師として、国の資格の下に働く私たちは、「公の精神」と「「公正さ」を肝に銘じ、私たち専門職集団に「倫理の文化」を育てていきたい。

 
さて、政治家が政治資金を集めるために開催する政治パーティは講演付と講演が付かないタイプがある。講演が付かないタイプは、派閥の重鎮や議員たちが代わる代わる壇上に登り、パーティ主催者の業績等を褒め上げる挨拶が繰り返されるものである。一方で講演付のパーティは自身が講演する場合もあるが、大抵の場合はテーマに関する専門家を呼び、弁当付きで話を聴かせてくれるものである。私のこれまでの経験では、専門家の話を聴く後者の方が、質問が許される場合もあり、学べるという印象がある。政治パーティは全て後者のようにしてほしいとずっと思っている。因みに豊田真由子氏の政治パーティは代わる代わる議員たちがお互いに褒め合う挨拶会のタイプであった。

posted by 日本作業療法士連盟 at 10:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 連盟便り

2017年08月08日

OT協会誌 7月号掲載 連盟便りより【国会議員の質問に思うこと】

2017/06/12

「国会議員の質問に思うこと」    
石川県責任者 澤 俊二

201707_澤俊二.jpg

理学療法実習地で2人の学生が命を絶たったことに対し、平成28年3月と5月に阿部智子衆議院議員が、理学療法等の臨床実習の在り方等について国会議員として質問主意書を議長に提出したことは記憶に新しいところである。臨床実習に関わる全ての関係者に激震が走ったのではないだろうか。質問を受けて、安部晋三内閣総理大臣は「・・・・今後、理学療法士等学校養成施設の養成カリキュラム全体の見直しを行う中で検討してまいりたい。」と答弁書を送付している。そして、平成29年6月から、PT・OTの養成教育カリキュラム全体の見直し(指定規則および指定ガイドライン)検討会が開かれようとしているが、検討会の召集は1年近く遅れたといわれている。

● 右の質問主意書を提出する。平成二十八年五月三十日  提出者 阿部 知子 
衆議院議長 大島 理森 殿 
理学療法士・作業療法士の臨床実習に関する再質問主意書
理学療法士・作業療法士の臨床実習について、平成二十八年三月九日付質問主意書に対する答弁書を踏まえ、以下質問する。
・・・・
二 臨床実習の実態について
 一) 理学療法等学生の臨床実習に関して具体的な内容を明確にしているというが、その内容は医学生や看護学生と比較してきわめて不十分である。また、学生が臨床実習において理学療法等を行うのであれば、「臨床実習検討委員会最終報告」及び「看護基礎教育における技術教育のあり方に関する検討会報告書」のような細かく具体的な指針を作らない限り、患者及び学生に対する安全性の確保は不可能である。厚生労働省も理学療法学生の臨床実習に関する指針はないと認めているが、「臨床実習検討委員会最終報告」及び「看護基礎教育における技術教育のあり方に関する検討会報告書」に相当する指針が必要ではないか。見解を示されたい。

■平成二十八年六月七日受領答弁第三一九号 内閣衆質一九〇第三一九号 平成二十八 年六月七日. 内閣総理大臣 安倍晋三. 衆議院議長 大島理森 殿.
衆議院議員阿部知子君提出理学療法士・作業療法士の臨床実習に関する再質問に対し、別紙答弁書を送付する。
・・・
二の一)について
理学療法士等学生の臨床実習について、「臨床実習検討委員会最終報告」(平成三年五月十三日厚生省公表)や「看護基礎教育における技術教育のあり方に関する検討会報告書」(平成十五年三月十七日厚生労働省公表)に相当する指針を作成することについては、今後、理学療法士等学校養成施設の養成カリキュラム全体の見直しを行う中で検討してまいりたい。

一人の国会議員が政府に対する質問をする。意見を述べる。この行為は、重く、かつ、事態を大きく動かしてゆくものだと認識を新たにした。
OT政治連盟は、わが国の作業療法の歴史や教育、社会的役割、日々の臨床の姿と成果について、日ごろから議員に理解と共感を深めて頂く活動を行っている。信頼関係を築いている。その積み重ねが、重要な課題が発生した時に、議員は率先して政府に質問や意見を述べるにいたる。国民のためにである。  


posted by 日本作業療法士連盟 at 14:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 連盟便り

2017年06月14日

OT協会誌 6月号掲載 連盟便りより【連盟活動に協力するということ-現状の打開】

連盟活動に協力するということ
現状の打開


201705篠原弘康.png

愛媛県責任者 四国ブロック幹事
(株)履継会 代表取締役 訪問看護リハステーション 篠原 弘康 

 
この度、前任の(株)愛媛リハビリ 代表取締役社長 毛利 雅英 氏 から声をかけていただき愛媛県責任者兼四国ブロック幹事を仰せつかり僭越ながらも引き受けることを決めました。正直、どんな組織で何をしていて、なぜ必要なのかわからないことだらけでした。ある先輩に相談すると「なんも変わらんのに、めんどいだけよ。そんな引き受けん方が良いんやないん」と一蹴されました。基本あまのじゃくな私は、それなら引き受けようと決めました。

 愛媛県の作業療法士の現状として私が感じていることが3つあります。
@ 理学療法士の真似をしている作業療法士が多いこと。
A 私たちが今得ている収入源が、基本税金が使われているということを知らず、
  サラリーマンを続けていれば年々給料が上がると思い込んでいること。
B 自分の職域は保護されていると思い込んでいること。

 「沈黙は金、雄弁は銀」という言葉がありあす。しかし、黙っていては自分たちの状況を変えることはできません。今までを否定するわけではありません、今までを活かし行動に移す必要があると思います。それを実現させるためにも連盟の活動は必要なものと感じました。一歩前に出ることが、今の生活を守ることになるものと思います。
 今まで大丈夫だから、これからも安心という保証はなく、愛媛県でも他県同様の取り組みが必要だと感じてもらうことから始める必要があると感じています。私ができることを一つずつ、できるだけ早く取り組みたいと思います。作業療法士という仕事を残す為、作業療法という素晴らしい仕事があることを多くの人に知ってもとともに、同じ考えを持つ仲間を増やしていきます。個人ではできない活動へとつなげるためにも、組織化するための活動を始めようと思います。
最後に、まだまだ若輩ではある私にも後輩たちがいます。若い作業療法士のためにも、率先垂範することが必要であり、継続可能な組織づくりの第一歩を微力ながら取り組んでいきます。

posted by 日本作業療法士連盟 at 10:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 連盟便り